鴨屋塾

1.鴨屋塾の生い立ち

蘇生会総会時に著名な考古学者・研究者を招き、会員及び一般参加者も含め地元住民を主たる対象に、歴史と文化に満ちた郷土に関心や興味を再認識してもらい、この地で生まれ育ち生きてきたことを誇りに感じてもらうために、脚の便を心配することの無い造山古墳のお膝元の高松公民館で、著名な講師による講演を聞ける場を継続的に提供したいとの思いから開催。

2.鴨屋塾の名称

造山古墳前方やや東南に位置する所(山陽古道の北)が、地元では「かまや」となまって呼ばれていた。明治の土地台帳から小字は「鴨屋」と判明したことから、「鴨屋塾」と命名するに至った。その地は微高地であったが削平された。ひょっとして古代吉備豪族(大王)の館跡か?(鴨別)。鴨が加茂に変化して現地名に至ったと思われる。

3.鴨屋塾の歴代講師

・★第1回鴨屋塾

2010.6.19 菅谷 文則(奈良県立橿原考古学研究所所長)演題「4・5世紀のアジア巨大古墳」

・★第2回鴨屋塾 

2010.10.3 新納  泉(岡山大学考古学教授)   演題「輝きを放つ造山古墳のいま」

・★第3回鴨屋塾  

2011.5.7  白石太一郎(大阪府立近つ飛鳥博物館館長)演題「造山古墳と近畿の大王墓」

・★第4回鴨屋塾 

2012.5.13 春成 秀爾(国立歴史民俗博名誉教授) 演題「造山古墳の時代」

・★第5回鴨屋塾 

2013.5.11 高木 恭二(熊本学園大学招聘教授)  演題「九州の古墳からみた造山古墳・千足古墳」

・★第6回鴨屋塾 

2014.5.31 寺沢  薫(纏向学研究センター所長)演題「纏向学事始めー国家誕生の枠組みを考える」

・★第7回鴨屋塾 

 2015.5.23 岸本 直文(大阪市立大学 准教授) 演題「倭国王墓からみた吉備の前方後円墳」